鍬人の野良日記

大型機械を使わない百姓仕事を40歳から。
自然の摂理を活かす農業を目指しています。
薪熱生活を送る日々。
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汗をかいた分、相手に伝わる。

僕の他愛のないブログを読んでいただいている皆さん、ただいま戻りました。えーっと、うん、元気です。

このブログでなんらアナウンスせずじまいだったのですが、9日から今日まで滋賀のあっちをウロウロ、こっちをウロウロと営業周りをしておりました。とても有意義な4日間でしたが、こんなに長期間空けたのは、こちらに来てから初めてです。たまたま9日と11日に滋賀で用事ができたので、間の10日にこの時期に一度は行っておきたい湖北方面の営業訪問を組み入れ、今日も午前中、同様に行っておきたいお百姓さんを訪問。今までにはない手応えでした。
で、今日の話題は一日目のことを。この日は滋賀は高島市、針畑地区に向かいました。この時期、かなり深い雪になりますがその反面、春から秋は移住したくなるほどの素晴らしい自然環境があり、この地で林業を営むKさんのお誘いを受けて、有機稲作の勉強会に参加させていただきました。Kさんとはもうかれこれ5年ほどのお付き合いをしていただき、ソイヤファンのお一人です。
勉強会には7,8人のお百姓さんが参加されていて、会の最後のほうにKさんが僕を紹介して下さり、少しお時間をいただいて去年の稲作の結果を話させていただきました。一通り説明させていただき、Kさんが僕との交流やソイヤのことを話して下さったので、ここはやはり!となかば強引にノートパソコンで去年の稲作の様子を写真でお見せしたいとお願いして、いそいそとPCの準備を始めました。電源を入れ、立ち上がったPCの画面にはグラビア写真・・・、みなさんから「そっちのお話のほうが、笑。」と、オーソドックスなつかみで場を和ませて画像を呼び出します。
画像を使いながら、道具を使った手作業の粗起こしや稲の生育、抑草対策のことなどの話をさせていただいたのですが、これアンタがやったんか?とお百姓さんからご感想やご質問がありました。Kさんを含め、いわゆる有機栽培を実践されているお百姓さんは2,3人で、他の方は農薬や化学肥料を使う慣行栽培。これまでの単に資材の性能や実績の説明のときには反応がまったくない場合が多かったのですが、その慣行栽培の農家さんからのご発言。これまでにはない、確かな手応えでした。
栽培思想はみなそれぞれですが、同じ百姓として流した汗には、汗をかいた者のみが持ちえる、感じえる共有意識が籠もるんでしょうね。それからは、みなさんとの会話が成立し、意識の違いがはっきりと表れていました。ソイヤ入り酵素オカラという抑草資材があるのですが、これは1反あたり標準で約7,000円の費用になります。除草剤の費用を聞くと平均して2回散布するので、このオカラと同じくらいの費用に。除草剤は確かに効き目が高いのですが、それ以外に価値はなくむしろ使用するたびに田んぼという資産の価値や機能は年々低下していく一方、このオカラは年々土を肥やし、価値を徐々に高めていきますので、長い目で見ると費用対効果が高いことは明らかで、その点は共有できた様子でした。
ただ、そうは問屋は下ろさないのが実情で、僕が提案する抑草対策を含めて除草剤を使わない抑草技術は失敗する可能性があり、失敗すれば草取りをせねばなりません。そのリスクは僕が取れるものではないので、リスクを取ってでも除草剤を使わないという決断はなかなかできないものです。でも、成功すれば理想的な稲作ができるという点で会話が成立したのは間違いなく、それは単なる資材屋ではないという思いが確実に慣行栽培農家に伝わったことを意味します。
今年、一例でもいいので除草剤を使わない、僕が提案した技術を実施していただければ、その次の年へのステップになるので、次回の勉強会ではさらに入念に準備する必要がありますが、今年はひとまずソイヤ利用で今までとは違う稲の生育につながればヨシとしましょうか。



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この記事に対するコメント

blogのアップに一安心しました。 流行りのインフルエンザでダウンされたのかな?……などと。 もっと良質な熱の中で頑張ってらしたのですね! 草を抑えると同時に肥料にもなるのですから一石二鳥ですね。
ひびき | 2012/02/13 8:59 AM
あ、やっぱり・・・、ご心配に平謝り&お気遣いに感謝です!
成果=慣行栽培者の意識改革にいつ結びつくか難題ですが、今までと明らかに流れが変わりました。熱意がいつか届くと、届けられるまで粘ります。ココでの一例がモデルとなり、各地に飛び火します。
偶然ですが、出張中に英国の日本人ファンから半年振りにメール受信。メールが打てないほど大病なのかな?って。
ブログ読者の皆さんにも同じような思いをさせていたかも・・・、反省です。
RyugoH | 2012/02/13 10:06 AM
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