鍬人の野良日記

大型機械を使わない百姓仕事を40歳から。
自然の摂理を活かす農業を目指しています。
薪熱生活を送る日々。
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今日は楽しいお手植え祭。

例年より入梅が早かったのに、どこにいった?といわんばかりの日々が続いて、今日もお手植え祭にはちょうどイイお天気でした。

このところ、朝は5時前起床のクセになっていて、今日もそのころに起床。空はすでに白み始めていますよ。今日のお手植え祭に備えて、朝食前に田んぼに行き、田んぼの水を抜きます。帰宅後、朝食をしっかり取って、また田んぼに。水は田んぼの土が見え始めたかなぁといった感じ。もう少し水面が下がったほうが、植えやすいかも・・・と思っていると、スタート予定時刻の9時になり、参加表明していただいた方々がお越しになり、始めましょう!
田植えに雨はつきものですが、自分で種から育てた稲苗を手植えするのは初めてで、記念日なのでせめて今日は晴れてほしいなぁと先週から天気予報をいつも以上に気にかけていましたが、今日についていた雨マークは数日前には消えて、雨の心配はなくなりました。
手順や気にかけてほしい点など、最初からアレコレたくさん説明してしまいましたが、みなさんちゃんと聞いて下さって、感謝感謝。そうこうしているうちに、R大のMさんもお越しになり、再度レクチャーしてみんなで手植え。各自、苗を手にモクモクと持ち分をこなすため作業を進めていきます。「カニを食べてるときみたい。」とのご感想も。この田んぼ、長年耕作されておらず、昨秋から僕が始めて冬水田んぼを開始。おかげでわずか半年でも土がトロトロになり、オタマジャクシやマツモムシなど生きものもたくさんいて、彼らが土を作ってくれます。さすが、冬水田んぼ。でもまだ土の量が少なく、長靴で入っても脱げることはありません。それでも、長靴を脱いで入ると、「気持ちいい!こっちのほうがだんぜん歩きやすい!」と歓声が。たまにこういう時間を過ごすのも、イイもんでしょ。僕もと思ったのですが、今日はあっちこっちにウロウロするので、そのまま長靴で作業しました。田靴でも良かったんですけどね。
この手植え、慣れていないとたいてい真っ直ぐは植えられないもんです。ですよね、itiさん。でも今日は皆さん、itiさんが羨むほどのほんと素晴らしい出来です。これまた、感謝。



ね、ほら、まっすぐでしょ。この田んぼは狭くて、距離が短いのもありますが、理由はこちら(写真右)。一定の幅でラインを張り、そのラインに乗るように竹を置きます。その竹に植え位置を示す印がついています。その印のところに苗を植えて、徐々にずらしていきます。一列4株もポイントです。手植えに慣れていると、一列5株でも植えられるのですが、たった1株の違いがけっこう身体に応える幅になり、腰や足にきます。でも4株だと腰をほとんど動かさずとも片手で植えきることができ、疲れにくい。また、この竹を水面に浮かさずに両サイドのラインに乗せていることも大きなポイントで、水面に浮かべると、風が吹くと動いて、植え位置が定まりません。いい方法でしょ、itiさん。これだけまっすぐだと、この後の除草作業がとってもやりやすいんです。そのことをレクチャーでさんざん繰り返し言ったので、みなさんかなり気にかけていただいたおかげです。
11時半ごろに午前の部を終了、ハウスの前でお昼ご飯。田んぼやトマト、イチゴの話や時事問題などいろんな話題が飛び交います。不信任決議案、国民の意見?誰が言ってる?国民の願いは・・・などなど、話はつきません。そうこうしているうちに空が少しどんよりしてきて、「無事な間に植え切ろう」、みなさんヤル気マンマンで午後の部スタート。残りの古代米を植えていきます。もう、何も補助する必要もなく、みなさんで新たなレーンを作って、持ち場を決めて植えていかれるので、僕も仕事が捗りましたよ。「これが絶滅危惧種の、イチョウウキゴケですよ」、浮かんでたので、見ていただきました。僕らみたいな農法だと、こういった植物が増えると日光を遮ってくれるので、草を抑えてくれる貴重な存在。でもそういう考えではない農家さんにとっては邪魔らしく、「これを枯らす薬、知らんか?」と質問されたことが今までに。「さぁ・・・」と大人しく答えましたが、「知るけ、そんなん。知っててもゆわんわ!」と心の中での叫びに抑えてました、笑。
手植えも順調に進み、本日の予定を雨もなく無事に終了。みなさん、お疲れ様でした。このあと、抑草対策に、酢の澱を田んぼに流し込みます。



水温を上げて田んぼに流し込むために、水口に水を一旦溜めるスペースを作っています。そこに澱を数回に分けて、流し込みます。酢の酸で、これから発芽する草に発芽障害を与えるのが目的です。もしこれが効果があったら、全国にお酢屋さんがありますから、各地でこれを実践していただければ、お酢屋さんも廃棄の手間がなくなり、お百姓さんも草を抑えられて、お互い様に。この田んぼでは、ソイヤを与えた稲苗と与えていない稲苗を植えて、比較試験をしています。抑草アイテムとして、ソイヤ入りのおからを準備していますが、ここには撒かずにコシヒカリを植える棚田BとCに撒く予定です。コシヒカリ、種まきから40日で成苗に育つと思ってましたが、まだ3葉が伸びている状態で、理想の6葉までまだ日数がかかります。6葉に育ってくれたら、1本植えができます。
今月下旬に、棚田BとCの手植えを行います。やってみたい!と思われた方、どうぞお越し下さい。今日、ご参加いただいた方には、最後に僕のイチゴを一粒ずつですが、口にしていただきました。ちょびっと自慢ですが、無農薬栽培のイチゴは、なかなか食べられません。小ぶりですが、香りと美味しさは抜群です。「最後まで美味しい!」とのご感想も。ありがとうございます。
夕食時に激しい雨音が。せっかく流し込んだ澱が、オーバーフローしてしまいます。仕方ありませんね。



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