鍬人の野良日記 〜植物栽培で大地に緑を〜

大型機械を使わない百姓仕事を40歳から。
自然の摂理を活かす農業を目指しています。
農業は生物学だ!
トマトは腐る野菜・・・、思い込んでいませんか?
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僕が農薬を使わない理由

以前に、こんなことがありました。

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ずっと前の話です。直にお会いしたことがない資材のユーザー農家さんから電話があって、「作物に病気がでて、農薬を使わないと止められない。でも、大勢の子供が食べる機会があるので、使わないと決めたんです。でも・・・。どうしたらいいでしょう?」

そう言われても・・・って話でしたが、使わないと決めて使ったら病気で枯れるより後悔しますので、僕なら使いません。その時の電話はこれで終わりでしたが、数か月後。この方から電話があって、「結局、使いました。でも、後悔しています。」

寂しそうな声だったのを記憶してます。お気持ちはわかります。病気が蔓延して枯れれば、その分の収入を絶たれます。それを防ぐには、今この時に農薬で止めるしかない・・・使わないと決めた者にとって、苦渋の決断になります。農薬の種類にもよるんでしょうけど、農薬使用で一番曝露するのは使用者本人で、ご本人やご家族の体調不良で使うのをやめた先輩農家さんがいらっしゃるし、食の輪メンバーの堀田さんは梅雨時に収穫する麦での農薬不使用栽培はカビ発生で激減する可能性があっても、「欲をださずに獲れるだけでええんや!」←台詞は違うかもしれませんが、こんなお考え。環境のことも考えて不使用栽培を貫かれてます。同じく食の輪メンバーの片木さんは、「大人も子供も同じお茶を飲む。お茶は唯一洗えない作物で、子供に与える影響は大きいから!」

農薬を使わないと決めた理由は、農家さんによって様々です。で、僕も農薬を使ってませんが、理由を挙げてみました。

・人体や環境に与える負の影響があると思うから。その不安があるものは使いたくない。

・だからお金があっても買わない←貧乏なので実際に買えないけどね。

・植物がもっている免疫力や治癒力を高めるほうが、ゆくゆくは克服してくれるだろうとおもうから。

・生物学がベースの農業なので、そもそも農薬を使うか使わないかの選択肢がない。

ざっと挙げてみましたが、一番大きな理由は最後のです。生物学がベースだから、自然と3番目の理由もついてまわるって感じです。農学と違って、その生き物を知りたいと学ぶ生物学では農薬はでてきませんしね。使うか使わないか、その選択肢がないので、最初に書いたような苦渋の選択を迫られる状況にならないのは助かります。病気がでたとき、そのときは辛いことが多いし(←堀田さんのようなお考えは素晴らしいです!)、同じことが起きないようになんとか克服したいとあれこれ考え、悩みます。特に昨日のブログに書いた青枯れ病。こいつはやっかいで、難敵です。正直、勘弁してくれよーって気持ちになります。300株が数日のうちにバッタバタ枯れていったときは、さすがにショックが大きく投げ出したくなりました。でも、病気が発生する原因は、どこかに必ずあります。発生しない・しにくい環境を整えることができれば←だからそれが難しいんだって、病気は発生しないはずで、作物が健康であればあるほど病気になりにくいだろうし、収量は増えて収穫物も美味しくなります。

ビニールハウスで栽培しているトマト。今年で就農してから6年目。食物連鎖によって食虫害はほとんどなく←蜘蛛や蜥蜴や蟷螂などが活躍してくれている、物質循環によって土が肥沃になって最盛期前の今の時期にこれまでにない味をのせてくれています。いろんな現象が、土が変わってきたなぁってことを実感させてくれます。おそらくは、団粒構造が一段と発達したんだと考えてます。これらはすべて、生物学。できることなら僕も薬に頼らずに健康で過ごしていたいし、作物にもそうしてあげたい。途中で農薬を使ってたら、食物連鎖や物質循環は今のように機能しなかっただろうし、つまりそれは作物の樹勢を高めることを邪魔したってことになるとおもうわけで。

そんなところです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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