鍬人の野良日記

大型機械を使わない百姓仕事を40歳から。
自然の摂理を活かす農業を目指しています。
薪熱生活を送る日々。
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踏み込まず温床、気がついた!

停電や漏電の心配がないのが利点なのですが・・・。

微生物の発酵熱を活かした温床は、温度を安定させにくいのが難点。普通は大きな箱に材料をふんだんに入れて、水を加えてひたすら踏み込んで大量の汗を流して作るそうで、踏み込み温床と言います。大きく厚さのある温床だときっと、温度が安定しやすいでしょうけど、僕はあえて足首ほどの暑さで、温床を作っています。



一番最初=下に枯葉を敷き詰めて、その上に野積みの籾殻と米ぬかを入れて大雑把に混ぜた後に水をたっぷり加えます。最後=一番上に籾殻を布団のイメージで保温対策として敷き詰めます。こんな簡単な作り方で発酵しますが、手抜きな分、なかなか温度が安定しない。発酵すると蒸気となって水が飛んで、温床内が水分不足になって発酵温度が下がっていきます。
10℃台に下がったことがあり、これはいかん・・・。で、水を毎日加えると、2/28に拵えた温床が今日は36℃、この数日はなんとか温度を保っています。この温度を保てたらいいのですが、温度が下がると発芽率が低くなり、発芽に必要な日数もまちまちに。自然なんだから当然なのですが、あまりに日数が違うとトレイからポットに移す作業もまちまちになり、効率がよくないんです。作業効率よりも、トマトのため!が、モットーなんですけどね。
温度を安定させるには・・・?
温床内の水分が常に適度にあることが肝心で、それを実現させるにはどうしたらいいか。一番上の籾殻は、腐食していないので吸水しにくく、保水効果がありません。で、思いついたのがこれ。



藁です。昨秋に脱穀したあと、ハウスの隅で保管してます。藁を籾殻の上に敷いて、その上にトレイを置くと、藁が蒸気の水分を吸水して保水効果がありました。多分、このほうが温床内の温度を今までよりも長く保ってくれるはずです。蒸気を逃がさないようにビニールを考えましたが、水を加えるときにいちいち剥がさないといけません。毎日じゃなければ、それほど面倒ではないのですが、これは試してみないとわかりませんね。穴あきのビニールなら問題なしかもですが、化石由来の代物はなるべく避けたい。藁なら完全に蒸気を防げませんが、水を加えたいときも面倒なし。
蒸気を逃がさないようにと、藁の上にトレイを置いたら、たまたまかもしれませんが温床の調子がよく、温度がトレイにダイレクトに伝わり、発芽苗が徒長していました。温度が高い場合は木の棒をかますなど、隙間を作ればいいでしょう。この辺は経験を重ねて、臨機応変に対応すればいい。
来年はハウス定植分の苗を2月に種まきしてみよう。
今日、出逢いました。よく生きてたね。



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